Winterhell

ゲームオブスローンズS8の公開までに、S1から復習して暇をつぶす人のブログ

ターガリエンの子は産むのが難しい説

※S7までのネタバレを含みます。

 

 

S1-02でサーセイがキャトリンに、自身の死産の話をしているのを見て、「このドラマ、子供をなくす母親の描写が多いな」ということに気がついた。

 

あれは一瞬「サーセイも人の子だな」と思わせつつも「いや、これは捜査(?)を撹乱するためのお涙頂戴作戦だ!騙されるなキャトリン!」となるべきシーンなのだろうが、それにしても話が具体的なので、おそらくサーセイが最初の子、しかもロバートとの子をなくしたのは事実だと思われる。

 

しかも、わざわざ「ロバートに似て黒髪だった」という描写付き。

 

ちなみに、バラシオン家は元々ターガリエンの分家らしいので、ロバートにはターガリエンの血が多少混ざっている。

 

加えて、デナーリスの母は産褥死、ジョンの母であるリアナも産褥死、ターガリエンの落とし子との噂があるティリオンの母も産褥死、ロバートの落とし子であるジェンドリーの母親も(たしか)産褥死。

 

ターガリエン家難産過ぎない???

 

まぁ、そういう時代とか家系なのかもしれないが、それにしても死産と産褥死にまつわる描写が多い気がするので、「ターガリエンの子は産むのが難しい」説あるんじゃないかと思う。

 

もしくは、デナーリスが言うところのドラゴン(He was not “Dragon”.Fire Cannot Kill a Dragon→ドラゴンを操れる人的な意味の「ドラゴン」)が生まれる時、ターガリエン以外の血が混ざっていると母親は死に至るのかもしれない。

 

だからターガリエンはターガリエン同士で結婚して子を作り、純血を守ってきたのかもしれない。

よって、家訓は「絶やしてはいけないもの」として「炎と血」なのではないか。

 

予想ですけど!

 

しかしこれで、ロバートとの子を産めなかったサーセイがジェイミーとの子はめちゃめちゃ順調に産めてるのも納得ですよ。

 

 

シーリーンの母セリースもスタニスとの間の子がなかなか正常に生まれず、苦労した過去が描かれていた。

 

名前の付いたホルマリン漬けの胎児、、、

やっとの思いで生まれたシーリーンも顔が鱗のようなもので覆われていた(ジョラーがかかった石化病と同じ)が、ターガリエンの血が混ざっている割には母子ともに健康であったことから、セリースとシーリーンは「ターガリエンの血が混ざってるからといって必ずしも死産、産褥死に至るわけではない」ことと、”Fire cannot kill a dragon.”を逆説的に裏付ける存在かもしれない。

 

シーリーンは炎で焼かれて死んだのでドラゴンではなかった→ターガリエンの血が入ってても必ずしも”ドラゴン”にはなれないという証拠なのかもしれない。

 

 

では、デナーリス、ジョン、ティリオン、ジェンドリーはというと、

デナーリス→完全にドラゴンを乗りこなしてる

ジョン→触らせてくれた

ティリオン→首輪を外させてくれた

 

ってな感じで、結構ドラゴンに許されてる感ある。

 

ジェンドリーはまだドラゴンに会ってないけど、若くして優秀な鍛治職人という描写から→もしかして火を熱いと感じないのでは?

と予想できる。(予想は自由だ!)

 

今後は、これらの人の

 

・出生と母親の死について

・火を熱がるかどうか

 

について注目して見ていきたいと思う。

 

 

ちなみに、もしこの予想が本当なら、ジョンは半分ターガリエンとはいえ、もう半分はスタークですから、完全にデナーリス死亡フラグだ...

 

「え、今!?」みたいなタイミングでジョン君が「子供作ろうよ(意訳)」ってな感じでデナーリスを誘ってたのも、この展開が待ってるなら前フリとして納得できる。

 

なりたくてなりたくてたまらなかった「スターク」のその血が愛する人を死に至らしめる展開がくるとしたら、エダードの「その名は持たずともお前にはスタークの血が流れている」というセリフも、とんでもなく効いてくるぞ!?

S2-02 王の道

原題:The Kingsroad

※S7までのネタバレを含みます※

 

 

S7まで見た状態でS1からまた見ると「推理ものかよ!」的な勢いで伏線がはりめぐらされてるので、2周目見るの面白い。

 

人物のセリフが上手く視聴者の理解をミスリードしていて、素晴らしいなと思った。

 

思ったけど!思ったっちゃ思ったけど、まだ物語始まったばかりで人物とその関係性も把握しきらないうちに、そんな高度なことするなんて!鬼畜!!って感じでもある。

 

特にそう思ったのが、ジョンが壁を目指し、エダードが王都を目指す時の分かれ道でエダードが言った「お前もスタークだ。その名は持たずともお前にはスタークの血が流れている」というセリフ。

 

S1の時点では「『自分が他所の女と勝手に作った子供がジョンなのに、めっちゃ偉そうだな!?』って感じなんですが、この身分の差が激しい時代にしてみればエダードは慈悲深いほうなんでしょうね...嫡子と同じように育ててあげて...」という感想だった。

 

S7まで見た状態でここを見返すと「たたたしかに!リアナとレイガーの子ならそのセリフになりますよね???50%がスタークで50%がその辺の農家の女とでも思ってましたが、50%スターク:50%ターガリエンならそうなりますわ!!!めちゃめちゃハイボーンな甥!!」

 

ってな感想になる。よく出来てる...

 

ってかエダードは妻のキャトリンにも戦友のロバートにもその事実を伏せてた上に、ロバートに対しては「ジョンの母はウィラという女性」という嘘までついてる。

 

キャトリンがジョンの存在で精神ボロボロになってても、「耐えて〜耐えて〜」としか言わない。

 

「ターガリエンは全員殺す」って言ってるロバートには絶対言えないものの、キャトリンにも決して言わなかった理由は何だろう?と、ちょっと思った。

 

ちなみに、ベンジェンおじさんは、S1-01でジョンがナイツウォッチに入れてくれと頼んだ時、「(家族を持てなくなることは)いつか困るかもしれない」とやんわり止めようとしていたので、もしかしたら、ジョンの出生を知っていたかもしれない。

 

自分の父と兄を殺した者の血と、実の妹の血を引いてる少年...なんていうか...王位継承者なんでもうちょっと強めに止めてあげてもいいんじゃないですかね(笑)

 

 

ともあれ、ジョンにとって「エダードの落とし子」として育ててもらえたことは(単純に彼の命を守るためだったと思うが)精神の発育上もそれで良かったと思う。

 

ブランの部屋で、キャトリンに「早く行け」と言われても、ロブには「君のお母さんは優しかった」と気を使って嘘を言える程度には空気の読める子に育ってるし。ロブに気を使って、ブランとアリアの面倒を見て、血は違えど次男として機能するように尽力してきた感じがわかる。

 

のちのち血や家族や種族を超えて人々を団結させなければならない彼にとって、出生関係なく「いい奴認定される」スキルはとても重要で、スターク家で落とし子として育つ過程で自然と身についたんだから結果オーライじゃん的な(途中1回嫌われすぎて殺されたけど)。

 

そういえば、ティリオンがジョンに「一族の異端児」同士のシンパシーみたいなのを感じているように見えたが、もしも「ティリオンにもターガリエンの血が流れている」という噂が本当なら、「ターガリエンの血を引くもの」同士ということになり、従兄弟とか、叔父甥とか?とりあえず、シンパシーどころじゃなくシンプルに親戚ってことになるので面白いなと思う。

S1-01 冬来たる

原題:Winter is coming

※S7までのネタバレを含みます※

 

S7の最終話まで全部見てからこのS1-1を見ると、読み取れる情報の多いこと多いこと。

 

 

まず、冒頭の3人のナイツウォッチのシーンは今見返すと違和感しかない。

 

ホワイトウォーカーには、知能が高そうな白っぽい奴らと知能が低そうな黒っぽい奴らが居るけど、このシーンの野人の殺され方を見ると、この時のホワイトウォーカー達にはある程度の知能が感じられる。図形を描くように肢体が置かれていて、罠なのか、メッセージなのかわからないが、何かしら伝えようという意思がありそう。

 

また、ナイツウォッチの2人目が殺された時、ホワイトウォーカーが残るナイツウォッチ(処刑された奴)に向かってその頭部を投げつけているところから、彼の存在を認識していたこともわかる。

 

認識していて、なんで殺さずに逃した?

わざと北部に警告させた?

ってか野人で魔法陣描く必要あった?

 

謎だらけだけど、とにかくあの冒頭のホワイトウォーカーたちにはある程度知能がありそうだった。(「導入をセンセーショナルにしたい」というただの制作陣の頑張りの可能性もある)

 

 

 

 

冒頭はさて置き、本編はウィンターフェルから始まる。

 

今よりだいぶ顔がヌルっとしてるジョン。

弓があまり上手くいかないブランに対して、

「お父さんが見てるから(練習)続けな、あと”君の”お母さんも見てるよ」と声をかけるところから始まる。

 

キャトリンは、ブランのお母さんであって、ジョンのお母さんではないことを意味する、可哀想なセリフ。

 

その後ずっとキャトリンに対して「下がり眉」でこの関係性を表現しつづけるジョン(キットハリントン)ヤバい。

 

まあ、S7まで見たこちらから言わせてもらうと、残念ながらエダードも君のお父さんではないよ!という気持ちですがね。

 

正しくはアンクルエダードだった。

自分の実の母親の兄弟であり、実の父親一族をほぼ皆殺しにする為に戦った人物を、父と慕って育ったという。複雑だなぁ。

 

そんな感じで、スターク家の人たちのキャラに注目すると、アリアは最初から武術に長けていて、ブランは「見る」ことに長けている。エダードは重要なことを語らなさすぎるし、キャトリンは常にネガティブでカリカリしてるし、サンサはおバカで、ロブは存在感が無さすぎる。

全員S1-1でだいぶ描かれていたんだな!そのままじゃねえか!!ということに気がついた。(リコンごめん)

 

シオンは誰にも好かれてないし、ティリオンは常に誰の味方かわからないし、アンクルベンジェンはジョンを助けに来るし...(2回目なのに本当にリコンを見つけられなかったごめん)

 

最も変わったのはデナーリスとジェイミーかな?

 

S7のデナーリスはあんなうっすい布の服頼まれても着ないだろうし、S7のジェイミーは塔からブランを突き落とさない気がする。

 

でも多分サーセイは、ジェイミーが自分達のためにブランを突き落とすような人間だから愛してる(た)気がする。

 

デナーリスとジェイミーの性格の変化に注目して見ていこうかしら?

 

あ、あと「処刑を言い渡した者自ら剣を振るわなければならない」というエダードのセリフも注目してる。そう言って自分は近い未来に処刑人に首切られるんだから切ないよね。

ゲームオブスローンズ S8

ゲームオブスローンズ S8の公開が2019年らしい。

まじで遠い、、遠いよ、、、

 

ただただ待っていられなさそうなので、2018年は復習の年にしようと思います。

 

↓復讐リストならぬ復習リスト

  • S1-10話
  • S2-10話
  • S3-10話
  • S4-10話
  • S5-10話
  • S6-10話
  • S7-7話

 

=合計67話

 

 

果たしてこれは67記事に収まるのか、それともさらなる考察が生まれるのか...むむ

 

ちなみにブログタイトルのWhiterhellは、劇中のホットパイのセリフから。(アリアがおこ気味に「Winter”fell”!!!」と返すところ、好き)

 

ホットパイ、、例えみんな死んでしまっても君だけは生き残ってくれ、、、!!

という願いを込めて(嘘)